珍しい仕事!漬物のための大根をつりさげて干す作業

先日とても変わった仕事をしてきました。漬け物のための大根をつりさげて干すという仕事です。昔の日本ならどこででも見られたであろう古き良き日本の冬の風物詩です。

 

もちろん今となっては「どの家でもやっているものですね」というものではないと思いますが、少し郊外の、昔ながらの大きな農家では冬になると多くの漬け物を漬けているようです。

 

いたって普通のたくあんですよ、とおっしゃっていましたが、あとで調べてみたらたくあんっていろいろ複雑な手順でつくっているのですね。

 

単に干して塩で漬けているだけかと思っていました・・・。

 

その家では大根に塩とザラメ糖、柿とか蜜柑などの果物の皮を干したもの、色づけのためのクチナシの実を乾燥させたもの、それに米ぬか(そのお宅で作ったお米のぬかだそうです)を混ぜ、自宅で作った大根と交互に樽に入れていき、最終的に大根の2倍の重さの漬もの石をのせて待つ、という方法で作るそうです。

 

なかなかに手がこんでいますね。

そもそも大根そのものを種から育てると考えると、気が遠くなるほど、とても長い道のりです。

 

基本的にたくあんにするのは秋撒きの冬大根のようですが、それでもたくあんとして口に入るまで種をまいてから半年以上かかるという事になります。

 

そして、そんな事を思いながら母屋の脇を見ると輪切りになった大根が干してあります。こちらはなんと凍み大根(氷点下になる場所にわざと干しておいて、独特の質感になる、こちらも昔ながらの保存方法)になるようです。

 

昔の人はたくさん生活の知恵を持っていたのですね。